中級ゴルファーへの道〜グリーンの傾斜を読むコツ〜です。
始めに
気軽にできる割に、以外と疎かになりがちなのがパターです。
パッティングは1ホールで2、18ホールで36が目安です。
パット数は気にしているでしょうか?
スコアカードの下段にパット数を書く欄が有りますが、ちゃんと書いていますか?
もし書いていないようなら、必ず書くようにしましょう。
書いているけど気にしてない人は、今すぐチェックしましょう。
36以上打っている場合はやはりパッティングに問題有りです。
パット数はパッティングが上手になれば少なくなるとも限らないですが、この事についても後ほど説明します。
傾斜を読むコツ
三打目ないし四打目がグリーンに乗りました。
まずはボールをマークしましょう。
その後何をしていますか?
他のプレーヤーがパッティングの間、ボーッとしていませんか?
そして自分が打つ番になって初めてグリーンの傾斜とかを何となく見て、時間をかけれないからと焦って打っていませんか?
そんな事をしていては2パットなんてできる筈もありません。
グリーンオンして自分がグリーンに近づいたら、時間に余裕があれば、まずは グリーン全体を見渡して、自分のボールの位置、カップの位置、ボールとカップの距離をザッとでいいので見ましょう。
まず全体を見る事が大事です。
そしてマークしましょう。
もし急いでいる時でも、マークした後に少し後ろに下がって全体を見渡しましょう。それくらいの時間は取れるはずです。
もし他のプレーヤーが先に打つ場合は、ボールとカップを繋いだ反対側に立ちましょう。
できればカップとボールの距離と同じ位置に立つのが理想です。
そしてしゃがみます。するとどちらに傾斜しているのか、上りなのか下りなのかが案外わかります。
これは目の錯覚に近い現象で、ボールの真後ろに立つのと、カップを挟んで後ろに立つので見え方が変わります。
ボールの後ろに立って目に映った傾斜で安易に判断しないで、一度カップの反対側に立って傾斜を確認してください。
そしてもう一度ボールの後ろに立ってしゃがんでみます。
おそらくカップ越しに見た時と違う印象の時もあるかもしれませんが、ここはカップ越しに見た方を正として判断してください。
この時に大切なのが「1パットで入れようとしない」ことです。
1ホール2パットできれば合格です。
無理に狙うと返って大外れしたり、距離感がめちゃくちゃだったりする事が多くなります。
「カップの50cm以内」に止まればいい、くらいの感覚で打った方が返って高い精度のパットができるものです。
ちゃんとその位置に止める事ができれば、2パットで上がる事ができます。
また、ラインも深読みする必要は有りません。
キッツイ傾斜ならともかく、比較的なだらかだったり、多少の傾斜であれは、ほとんど真っ直ぐ打って問題ありません。
距離感さえしっかりしていれば先程の「カップから50cm以内」に止まるはずです。
そして、その距離ならほぼまっすぐ打てばカップインします。
50㎝の距離をまっすぐ打っても入らない程傾斜がある位置にピンを立てるって、アマチュアゴルファーをいじめているとしか思えません。
傾斜していると思ってカップを大きく外して打ったら、それほど曲がらなかった、という経験をした人も多いと思います。
そこに立つとどうしても「曲がる」ことをイメージしがちですが、実は案外「曲がらない」と頭を切り替える事ができれば、3パット以上叩く事も少なくなる筈です。
距離感は不断の努力です
次に大事なのが距離感です。
距離感は朝の練習グリーンのグリーンで養えるわけではありません。
距離感を養うには、毎日パッティングの練習する以外にありません。
パターとボールとパッティングマットさえあれば一人暮らしの1Kアパートでも可能です。
毎日10分でも15分でもいいのでパッティングしましょう。
そして練習グリーンで全く同じ距離感で打った時の時のギャップを確認します。
それがその日の自分の、そのグリーンの距離感になります。
それにより、打つたびに距離が変わることは無く、カップに対してどの強さで打てばジャストタッチになるのかが自然と分かります。
毎日のパッティング練習を習慣にしましょう。
あえてグリーンオンしない?
また、あえてグリーンオンさせず、グリーン傍から、或いはカラーから打ってピンに着けて、1パットで上がるのも一つの手です。
これを意図的にしようとするのは上級者レベルかもしれませんが、2打目ないし3打目がグリーン脇で止まったり、グリーンから溢れてしまっても、アプローチ次第で1パットで上がる事は充分可能だと思います。
そしてここで大事になってくるのがアプローチです。
アプローチの大切さについてはこのブログをご覧ください。
最後に
今日はショットは良かった割にスコアがイマイチだと思った時は、パット数を注視してみてください。
36以上打っていた場合は、パッティングの見直しは必須です。
何が悪かったのか、何をすれば良くなるのか、ラウンドをしっかり思い出して、見直して、試して、実践して、のPDCAサイクルを回すのも上達の近道です。
中級ゴルファーへの道〜グリーンの深読みは逆効果〜でした。